癒しの音色に願いを込めて-松尾大社の風鈴祈願

松尾大社の風鈴祈願とは

耳を澄ますと聞こえてくるのは、そよぐ風の音と風鈴の音色だけ。まさに、日本の夏景色が、この時期「松尾大社」に広がっております。

みなさん、こんにちわ。今回は松尾大社の「風鈴祈願」というイベントをご紹介したいと思います。

風鈴の音色、良いですよね〜。我が家の玄関にも風鈴あります。ですが、設置の場所がおかしいのか全く鳴りません。。。（笑） 唯一その音色を聞けるのは、強風の時だけです。ドアを開けて、ビューッと強い風が吹き込み時だけ、その音色が聞けるので、まぁ、なんというか、「いとおかしい」感じです。

さて、「松尾大社」がある場所ですが、京都の西側、嵐山の近くにございます。京都観光の中心からはちょっと外れた場所にあるので、あまり有名ではない(府外の方からすると)かと思いますが、結構歴史のある神社です。

文武天皇の大宝元年(701)に秦忌寸都理（はたのいみきとり）が勅命を奉じて、山麓の現在地に神殿を営み、山上の磐座の神霊をこの社殿に移し、その女の知満留女（ちまるめ）を斎女として奉仕し、この子孫が明治初年まで当社の幹部神職を勤めた秦氏（東・南とも称した）です。

松尾退社HP

大阪方面から阪急などで嵐山に来られる際、終着駅「嵐山駅」のひとつ手前にある「松尾大社駅」で下車すると目の前です。嵐山方面から歩くこともできますが、渡月橋からあるいて30分弱はかかるので、電車かバスがオススメです。

では、風鈴祈願ってどういうもの？という、その歴史などについてご紹介したいと思います。

1. 風鈴祈願の歴史と背景

実は、2020年の夏から始まった、まだまだ新しい行事です。2020年というとコロナ騒動の頃なので、それとも関係があるかもしれませんね。古来より、災いが起きるとそれを鎮めるために祭りなどが行われるそうですし、厄除けと癒しのため、始まった行事なのかもしれません。

2. 風鈴の音色とその効果

風鈴の起源は、中国の「風鐸（ふうたく）」と呼ばれる占いの道具が起源と伝えられています。風の向きや音の鳴り方によって吉凶を占ったそうです。その風鐸を僧侶が日本に持ち帰り、お寺の門や仏堂の四隅に飾ったところ、ガランガランという鈍い音が聞こえる範囲は災いが起こらなかったと伝えられ、平安〜鎌倉時代などには、貴族などが魔除けや病除けなどに使用するようになったそうです。

。。。。やはり、風鈴の音は鳴らないとダメですね。我が家の風鈴も、吊るす場所を変えてみたいと思います💦

風鈴を撮るおすすめスポットは？

松尾大社では、境内各所に700もの風鈴が飾られています。風鈴に寄って撮ったり、引いて望遠で狙っても良いと思います。どこから狙っても素敵に撮れるとは思いますが、やはり一番多く吊るされている手水舎あたりがオススメです。

手水舎

手を清める手水舎を中心に700個もの風鈴が吊るされております。その他、社務所近くや境内を流れる川の近くにも飾られており、紅葉と風鈴、手水舎と風鈴、青空と風鈴など、夏を感じさせてくれる構図がやはり良いと思います^^

ムービー紹介

動画も撮影したので、その魅力や雰囲気だけでも伝われば。

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まとめ

この夏もたぶん暑いと思いますが、風鈴の音を聞くだけで多少その暑さも和らぐかもしれません。お出かけは、朝方や夕方がオススメです。耳も体も涼しくなると間違いなし！短冊に願いを込めて、風鈴の音に祈りをのせて、暑い夏を元気に乗り切りましょ〜う♪